四重の福音 ここではキリストがわたし達のからだのためにも贖って下さったという教え、 つまり、わたし達 の魂ばかりでなく、からだのためにも救い主でおありになる という教えを、強く言いたいと思います。 と言いましても、これはクリスチャン、 サイエンスとかエマヌエリズムとか信仰療法家などといった類のものと 考えないで下さい。 特殊な力をもった人が奇跡的な治療を施すとか、 病人を利用して詐欺まがいの金儲けをはかるのとは違います。 もしそういう事をしている人達を見たら使徒行伝に出ている 魔術師シモン(8:18−24)を想い起こして警戒して下さい。 キリストを癒やし主とお呼びするのはこういう事です。 つまり、主イエス・キリストは、 主を信じ主に従順であろうとする御自分の子供達のために、 体力や生命力をもお与え下さるという事実です。 わたし達の魂が福音の豊かな祝福にあずかる事ができると同様に、 からだのためにも祝福を受けることができます。 わたし達の罪を負って下さったキリストは わたし達の病気をも負って下さいました。 ですから、わたし達がこの地上にゆるされて生きる間に、 なすべき働きをするために必要な健康と生命力を、 死から復活されて今も生きておられる主キリストの いのちにあずかることによって頂くのです。 そのために祭司や仲介者のような人は要りません。 キリスト御自身が大祭司として、 自ら神とわたし達の間に立って下さいます。 キリストはわたし達の弱さを知っていて下さり、 御手をおいて下さいます。 「彼にふれた者は皆、ことごとく癒やされた」 という聖書の言葉通りに今も実際に行われています。 このすばらしい祝福を受けるには、 第一に、従順に生きることです。 主が与えて下さったこの生命を、主の栄光のために用いお仕えいたしましょう。 第二に、からだのためにも約束して下さっている主のお言葉を、 疑わずに固く信じることです。 第三に、心から主を仰ぎ信頼しつづけて、 自分の体力のために、主がもっておられるいのちと力とを毎日頂くようにします。 福音とは何と豊かなものではありませんか。 信じ、祝福され、そして他の人達にも知らせずにはおれないものですね。 「あなたがたの中に、病んでいる者があるか。 その人は教会の長老たちを招き、主のみ名によって、 オリブ油を注いで祈っても らうがよい。信仰による祈りは、 病んでいる人を救い、そして、主はその人を立ちあがらせて下さる。」 ヤコブ書5:14、15
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